Una Niña Inútil
アルゼンチンが誇るフィメールラッパー、CAZZUがジャケットを含め、「いよいよ一線をこえてきたじゃん!」という傑作。前作までのロリータ路線も悪くはなかったのだが、似たような女性アーティストは他にもいっぱいいるし、といった感じで、イマひとつ突き抜けかたが甘かったが、さすがはヤルときはヤルLATIN系女子。メチャクチャ好きですこの作品。インパクト大のジャケットも素晴らしいが、なかの音もキッチリ作り込まれています。特に”Dulce Tortura”は涙ちょちょ切れの名曲!
ビリー・アイリッシュからの影響もあるっちゃあるが、もっと濃厚なLATIN系女子の情感が溢れ出ています。もしかして、今年一番鬼リピした曲かも。アルバム(EP)もトータルなサウンドプロダクションが施されていて、フィールドレコーディングの導入も時代のツボを的確に押さえている。バルセロナのむせ返るような夏の空気感が伝わってくるんだよなー(行ったことないけど)。とにかく内容的には今年のベスト10に推したい程の完成度。この素晴らしいジャケットも欧米じゃ無理だったろうなー。すぐフェミなんとかが出てきそうだもん。むしろ女性達にこそ、このアルバムは聴いて欲しい。LATINミュージックの特徴である哀しさと激情がエレクトロニクス・ミュージックとして昇華されています。ジャケットを含めたアートモスファを感じ取って欲しい! キュン❤️です!
【追伸】このアルバムがCazzu初のフィジカルであるRED Vinylで限定発売決定! 豪華見開ジャケット、中面では全身写真も拝めます。プレイヤー持ってる人は是非。持ってない人は鑑賞用にゲットしてください。キュン❤️キュン❤️です!