Menneskekollektivet
ノルウェー出身、エレクトリック&エクスペリメンタルなアーティストJenny Hvalと、マルチインストゥルメンタリストHåvard Voldenの二人によるユニット。ユニット名は2006年の小説作品からとられたとのこと。もう、このユニット名とカヴァーアートで既に「優勝!」なんだが、音の方もなかなか良いです。ポエットリーディングといえばエレクトリックかDRONEという印象があるが、この作品ではオルタネイティブ的なサウンドを軸に内容が展開していく。聴き始めはそこに違和感を感じさせるが、聴き終わる頃にはそれが妙な傷痕の感触として印象を残す。ユニット名が示す通り、アドレッセンスの儚さに満ちたエクスペリメンタル・ポップ作品。このアルバムはデジタル配信とともにアナログ盤も発売される。カヴァーも含めて久しぶりに「欲しい!」と思えるフィジカルです。